妻のスマホ

思い出

妻が愛用していたスマートフォン。

どうしても解約出来ません。

時々、妻に着信を入れます。出るわけないけど。

プルルルルるう・・・・ガチャ!

でた!?

「パパ?何やってるの?」

今は子ども達のYouTube用に使われていました。

鬼からの電話

妻と子ども達とのスマホ思い出といえば、鬼からの電話がありました。

夜寝る前に子ども達はテンションが高い。

ベッドでジャンプ。兄弟でじゃれあい笑いあっています。

あー。明日も早いんだが、早く寝てくれないものかねと思い、妻と一緒にいたずらをしました。

 

「もしもし。あか鬼です。」

ピタリと子ども達の動きが止まります。

ドスの聞いた声で淡々と喋る鬼。

恐る恐る子ども達はスマホの画面を覗き込みますが、背中を向けている鬼が徐々にこちらを向いてくるではありませんか。

先ずは、長女ひーちゃんと次男はっちゃんがギャン泣きです。

長男あーちゃんも布団に入って目を瞑りました。

効果はテキメン。むしろやり過ぎではないか?と思うほど。

明日おしっこちびってないよね?と心配してみたり。

もうすでにトラウマ気味になっており、私の声で「もしもし鬼です。」というだけでも

「イヤー!」と泣き出す程でした。

なんだか可哀そうになってきた事を思い出しました。

この手法、即効性がありますが、あまり恐怖で言う事を聞かせるのは良くないみたいですね。

でも、うちの子、元気で良い子に育ってるからまぁいいか。笑

 

メリーさんからの電話

妻と昔はどんなのが怖かったかと話をしていた時に思い出したのが

その名も昭和の赤鬼こと「メリーさん」です。

「私メリーさん。今公園で遊んでいるの。」

と言いながら徐々に自宅に近づいてくるストーカーの先駆者。

今はスマホがあるから電話しながら近づいてこれますが、昔は公衆電話を探しながら近づいてくるので、大変だったと思います。

メリーさんのポッケは10円でパンパンでしょう。

ですが、当時は私達も子ども。怖いったらありゃしない。今でも思い出すとゾクりとします。

あの恐怖をよもや自分の子ども達に行っているとは

ごめんね。我が子達よ・・・

 

おにぎりからの電話

あんまりやりすぎたので、妻と考えて3回に1回は笑わせてみようという事になり。

「もしもし・・・おに・・・ぎりです。」

まさかの「おにぎりからの電話」でした。

子ども達も、えっ?って顔になります。

「はぁ・・また寝ないんですか?困りましたね。おにぎりにしてやろうか!」

コチョコチョ~ッッ(*´▽`*)

子ども達爆笑。アフターサービスは万全でした。

それ以降、鬼かおにぎりか判定待ちをする子ども達でした。

妻のスマホ結局どうする?

思い出に浸ってみましたが、結局スマホの維持にはお金がかかるもの。

妻の知り合いから何かの連絡がある可能性があるので、1年は置いておくことにしました。

家の固定電話として、子どものYouTubeとして今も一緒です。

1年後は解約すると言っていても、ずっと置いているかもしれませんね。

よくよく考えたら、スマホって、買い換えないかぎり24時間肌身離さずもっていたものですものね。大事な形見か。

そう思いながら、また時々妻に電話をかけます。

「もしもし・・・しゅんだけど。おじいちゃんになってから会いに行くからねー。」

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