ひとり親になり初めての保育園の運動会。
子ども3人(1人は預け中)を連れてどうしていいかマゴマゴしていたその時、
声をかけえてくれたのは、保護者のママさんでした。
「大丈夫?ずっと心配してたんだよ。ひーちゃん(長女)、トイレ連れて行こうか?何かあったら直ぐ言うんだよ!」
ママさんは涙ぐみながら話してくれました。
ひとり親として子育てに奮闘している皆さん、日々の中で感じる孤独やストレス、それに立ち向かう強さに敬意を表します。その中で、同じような立場の仲間、つまり「ママ友」の存在がいかに重要か、今回は考えてみたいと思います。
理解と共感
ママ友は同じく子どもを育てる仲間です。
なので、子育てがいかに大変か、とてもよく理解してくれています。
今まで、コミュニケーションは妻に任せていましたが、周りにはこんなにも子育てに対する理解者がいた事に初めて気づかされました。
彼らとの交流は、独自の困難や喜びを共有できる特別なものです。
他の親御さんと話すことで、自分の経験や感情が理解され、共感を得ることができます。
肩の荷が。張り詰めた緊張が。スーッと溶けていく感じがしました。
情報交換と助言
子育てに関する情報は広範で、時には迷子になることもあります。
育児のメインは妻に任せていたので、1人になった今、行事、育児について頼れる人がいませんでした。
ママ友たちとのコミュニケーションは、子どもの健康や教育に関する情報を手に入れる貴重な手段です。
自分が心を開けば相手も心を開いてくれます。
そして、ママさん方、育児経験者からのアドバイスは、具体的で実践的なものが多く、心強いサポートとなります。
子ども同士の友情
ママ友との交流は、同時に子どもたちにとっても素晴らしい友情の場です。
共通の活動やイベントに参加することで、子ども同士が自然なかたちで交流し、友達を作る機会を提供します。
親同士が仲が良いと、自然と子ども同士も仲良く遊んでいます。
そして、私自身、他の子ども達を理解、認識することで、愛着が湧き1人1人の個性や優しさに触れる事が出来ました。
ただの送り迎えだけだった保育園や学校が、コミュニティーとして芽吹いた瞬間です。
イベントや行事の共有
ひとり親の場合、子どもとのイベントや行事に一人で参加することが多いかもしれません。
しかし、ママ友がいれば、お互いに助け合いながら楽しい時間を共有できます。
逆に居ないと、ポツンと一人ぼっちで行事が苦痛で仕方ありません。
ポイントは笑顔で話しに入っていく。自分の話より相手の話を聞く。
自分はインタビュアーだと思って、興味をもって話を聞く。
そうすると、誕生日会や遠足など、特別な瞬間がより豊かなものになります。
心の支え
時には子育てのストレスに押しつぶされそうになることもありますよね。
そんなときに、ママ友が心の支えとなってくれることは大きいです。
悩みを打ち明けたり、励まし合ったりすることで、心の軽さを感じることができます。
自分の時間を作る手段
ママ友がいれば、お互いに子どもの面倒を見合ったり、手伝い合ったりできます。
これによって、自分の時間を確保し、息抜きや趣味に没頭する時間を作りやすくなります。
ママ友から「今度の日曜日子どもを預かりましょうか?」
と提案して下さり、子どもの交流や気分転換にもなるので、本当に感謝しています。
まとめ
ママ友との交流は、ひとり親の方にとって頼りになるサポートの一翼を担っています。
理解と共感、情報交換、子どもたちの友情、イベントや行事の共有、心の支え、そして自分の時間の確保など、多岐にわたるメリットがあります。
お互いに助け合い、笑顔と涙を分かち合うことで、子育ての道がより豊かなものになります。
人間1人では何も出来ません。
自分だけで育てるんだ!という意気込み。男の人なら、特にそういったプライドが捨てきれない事もわかります。
ですが、そのプライドは子ども達を幸せにするものでしょうか?
心を開いて、力を抜いて、人に寄り掛かって、時には支えて。
そんな風に生きていけば、ひとり親も何とかなる☆彡